私は、妻の手を引き店を後にした。
妻も、酔いがさめて来たのか?ちょっと恥ずかしがっている。
「奥さん、まだ疲れるのは早いですよ?まだ次行きますよ」
その言葉に、ハッとした。
妻の手を引き一樹は、夜道を歩き出した。
ヨロヨロした足取りで妻が後を付いて行く。
駅近くの公園で、一樹の足が止まった。
公園を見ると、2人のホームレスがゴミ箱を漁っているのが見えた。
妻を連れ、公園内に入ると人
↧