「あれ、ユー姉はミサキと一緒にお風呂入らないの?」
しばらく二人でサッカーのハイライトシーンを見ていたが、ふざけたコマーシャルが映るとマサルは話し始めた。
確かにいつもミサキと入る私が今ここにいるのは少し不自然だったのかもしれない。
「今日はサッカーを見たかったの」、私は懲りずにまた下手な嘘をついてしまった。マサルも不思議がってこちらを
振り向く。
「ユー姉、サッカーに興味あったっけ?
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