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Channel: 萌えた体験談データベース・新着体験談
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真夏の夜の夢[1]

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 時計の針が夜中の一時を差す頃、私たちはマサルの部屋の前に立っていた。辺りは静ま りかえり私たちの息遣いだけが廊下に微かに響く。二つ年下のミサキは私のパジャマの袖 つかんで離さない。シーっと人差し指を一本口の前に立てるミサキの顔が窓から差し込む 月明かりに照らされる。ミサキの興奮がそのイタズラに目を輝かす子供の表情から見て取 れた。そう言う私も心底興奮していたのだ。 「いくよ」、そう言う

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