「みんな、ちょっと注目してくれる!いいものを見せてあげるわ」
担任の女教師、優美子が言った。
放課後の、西日がさす教室の一場面である。その日、掃除当番に当たっていた、われわれの班五人と、意味もなく教室で雑談していた六~七人の女子生徒だけが、そのとき、その場所にいた。
女教師の優美子につづいて・・・・・・というよりも、むしろ彼女に引きたてられるようにして、教室の中へ入って
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